初期動作（入庫状態）チェック

不良部分、故障箇所を特定し、その後のメンテナンスの方針を決定します。弊社独自の蓄積データも参照されます。

はんだ補強

はんだにヒビ・割れが発生している部分や、熱・振動などによるストレスのかかる部分のはんだ付けを修正します。多くの場合、ヒビ・割れは目に見えませんが、故障の半数以上はこれが原因です。

スピーカーユニットの補強

劣化傾向のあるコーン紙、エッジ、リード線などの補強を行います。

スピーカーの磁気回路クリーニングおよび調整

コーンアッセンブリやダイヤフラムを取り外し、内部の磁気回路をクリーニングします。測定機器による計測やヒアリングによりボイスコイルのセンタリングを行います。バックキャビティの調整も必要に応じて実施します。

内部点検

機器内部の接続コネクタの確認や、部品の欠損・破損が無いか分解し目視点検・触診します。

外装・内部クリーニング

キャビネット・ツマミなどの外装や、機器内部のホコリ・サビなどを洗浄・清掃します。エアフィルタなどは洗浄または交換します。外観修復（板金※・塗装などを含む)を行う場合もあります。

増し締め

部品固定ネジや構造部分のネジ類の緩みを点検し、適正なトルクで締めなおします。

ヒアリングテスト

対象となる製品に最適化してヒアリングによる良否判定／評価を行います。

出荷前チェック

出荷直前に改めて機能チェックを行います。弊社では出荷前にも全数検査を実施しています。