新品の商品は各メーカーの保証規定に沿います。
当社独自の保証システムといたしまして「電気用品安全法(PSE)」により、当社発行の「PSEマークシール」の有無によって、下記保証の対象とさせていただきます。
(※無償修理保証期間は商品によって異なりますが、故障原因に応じて対処させていただきます。)
1 | 正常な使用状態で故障が生じた場合。 | |
2 |
保証期間内に故障して無償修理を受ける場合は、当社にご依頼下さい。 (※商品によって保証期間が異なりますので、当社へご確認ください。) |
|
3 | 次の場合は保証期間内でも有償となります。 | |
A | 当社発行のPSEマークシールが無い場合 | |
B | 不当なお取り扱いにより生じた故障によるもの | |
C | お買い上げ後の輸送・落下等による破損 | |
D | 故障の原因が無償修理規定に記載された項目以外によるもの | |
E | 自然災害による故障・損障 | |
F | 不当な修理・改造による故障・損傷(不適切な注油・注水・塗装等も含む) | |
4 |
修理は保証の有無にかかわらず、当社へのお持ち込み修理となります。 (配送の場合の配送料は、お客様にてご負担願います。) |
|
5 | 当社の中古品保証は、日本国内に限り有効です。 |
PSEマークシールの再発行は致しませんので、大切に保管をお願い致します。
商品発送前に徹底したメンテナンス及び動作確認を行っておりますが、ご注文頂いた商品をお受け取り頂きましたら、必ず動作チェックをお願い致します。
お受け取り後の保管条件による不具合が生じた場合は、保証の対象外になります。
中古商品のマイク/スピーカー/ユニット等につきましては消耗品となりますので、当社PSEマークシールは添付致しません。ご了承ください。
尚、これらの消耗品につきましては、商品により使用時間等ばらつきがございますので、当社基準にて使用可能と判断して販売させて頂いておりますが、ご購入をご希望のお客様には在庫確認時に商品の状態をご説明させて頂いた後のご検討をお願いしております。
当社では業務用音響・照明・映像機器の物品販売に於いて、新品のみならず多数の中古商品も取り扱っており、PSE法(電気用品安全法)の施行されました2006年以前より電気用品取締法に準拠、あるいはそれを上回る社内出荷規格を適用しております。
この点について、より安心してご購入頂く為に当社出荷規格の一部の規格を公開致します。
業務用電気用品には多くの種類があり、検査の項目もその種類に比例します。
例えばパワーアンプでは、無歪最大出力(片チャンネルおよび両チャンネル)、静的歪率、残留雑音電圧、電圧増幅率、周波数特性、ダンピングファクター、衝撃印可特性、絶縁特性、過負荷特性、減電圧特性、および付属機能検査、ヒアリング等があります。
実際に中古品の出荷に際してはこれらの検査項目から重要と考えられる項目を抜粋して適用しています。
実施されている検査と基準は以下の通りで、基準を満たさないセットは出荷されません。
項目 | 出荷基準 | 適用 |
---|---|---|
無歪最大出力 片チャンネル 及び 両チャンネル |
適正なダミーロード(通常4Ω純抵抗性)を接続しクリップ直前の電圧をVTVM測定し電力換算する。測定信号は1kHz正弦波。 | 全数 |
残留雑音電圧 | 入力を遮断しパワーアンプの入力アッテネーター最小に上記ダミーロードを接続のままVTVM測定。 | 全数 |
衝撃印加特性 | 上記測定系のまま出力電力を半減した状態で、規定される衝撃を印加し出力 電力の変動や騒音の発生、消費電力の増減、その他の異常が認められないこと。 |
全数 |
絶縁特性 | 被測定パワーアンプの電源回路方式を調べ、方式に適応する測定電圧を選択し、絶縁抵抗計による検査を行う。 (250V:500MΩ/500V:1000MΩ/1000V:2000MΩ以上を満たすこと) |
全数 |
消費電流 | 無負荷、無信号時、および片チャンネル無歪み最大出力時、両チャンネル無歪最大出力時、それぞれの消費電流を真の実効値測定(最大値自動保持)し、消費電力に換算、出力電力と想定される効率から著しく外れた消費電力の場合、再点検し原因を特定する。 | 全数 |
付属機能検査 | 出力リミッター、DC検出、熱検出、過負荷検出、モード切替等 | 全数 |
ヒアリング | 被測定アンプの出力をモニターし、異常な出力が観測されないこと。 | 全数 |
目視検査 | 被検査物の本体および電源ケーブルに著しい損傷が無いか、目視と触指検査を行う。 改造ならびに仕様変更がある場合は注記し静止画像を検査用紙に添付する。 |
全数 |
静的歪率、電圧増幅率、周波数特性、ダンピングファクター、過負荷特性、減電圧特性については、その測定の必要が認められる場合、あるいは顧客からの要請がある場合に限り実施しています。
【測定系】 | ||
---|---|---|
【電源系】 | ||
【各諸元】 | 20Hz~200kHz -50dBm~+10dBm | |
20MHz 2現象 | ||
-80dBm~+30dBm 20Hz~200kHz 2針式 | ||
連続400W耐電力・4Ω×4・ノンインダクタンス巻・空冷 | ||
連続定格5kw・絶縁耐圧6kv・バランス巻・セパレータ付き | ||
連続定格0.5kw・絶縁耐圧6kv (測定系用) | ||
AC100v±5%以内 at AC60v~130v入力時 | ||
真の実効値 最小値/最大値自動保持 | ||
真の実効値 最小値/最大値自動保持 |
上記の測定系により各項目の測定は実施されています。
現在の測定系では、静的絶縁抵抗のみならず動的絶縁抵抗、つまり被測定物を通電稼動中であっても動作状態での絶縁抵抗が測定可能です。
被測定物のデジタル化が著しいことから、分析機能を強化するため、FFTならびにオートロギング機能を追加することが予定されています。
PSEに対応するためこれらの測定結果の専用記入用紙を作成、検査後5年以上の保存を行うことに規定変更しました。(従来は整備・検査ノートに整備技術者が記入する規定)